病院との違いはあるの?鍼灸院・整骨院の治療方法とは

病院に行くのは苦手だという人は多いのではないでしょうか。また、どの程度の症状が現れれば受診が必要なのか悩んでしまうという人は、まずは身近にある鍼灸院や整骨院を訪ねてみては?鍼灸院や整骨院と病院との違いはどこにあるのでしょうか。またその治療方法はどのようなものなのか解説します。

鍼灸院・整骨院とはどのような場所か

鍼灸はしんきゅうと読み、針や灸を使って治療をする場所です。針や灸で体の経穴、いわゆるツボを刺激し、体内の循環を良くすることで健康にするという東洋医学。針というと注射器の針や縫物針を想像する人が多いため、痛いのではないかと心配する人がいますが、鍼灸で使用する針はまったく違うものです。

鍼灸用のハリは金、銀、ステンレス製のものが多く、中でも一般的なものはステンレスの針です。丈夫で刺しやすいく、消毒がやりやすいという利点があるため、このタイプが多く使われているようです。これらのハリは非常に細く、0.14mmから0.34mmほどしかありません。注射器の一般的な針の太さは約0.4mmから0.8mmだと言われていますから、かなり細いことが分かります。

また注射器は採血などで血を吸い取らなければならないため中が空洞になっています。一方鍼灸用の針は血を吸い取る必要がないため、空洞ではありません。そのため、痛みも少なくなるのです。このような針を使って経穴ツボに刺激を与えます。神経、運動器、循環器、呼吸器、消火器、耳鼻科器、生殖器、泌尿科器、眼科、婦人科など、幅広いさまざまな疾患の治療に有効であると言われています。

また灸はもぐさを針の代わりに経穴ツボに置き火をつけ燃やすことで、細胞の活性化、血行促進、免疫力アップなどの効果を得ることのできる治療法。ちなみにもぐさとは、ヨモギの葉の繊維質を精製したもの。針と灸を組み合わせ、針の上にもぐさを乗せ燃焼させて治療する方法もあり、灸頭鍼と呼ばれています。

整骨院とは、骨の歪みを整え、筋肉をほぐし体液の循環を良くする治療を行うところです。骨折、脱臼、捻挫、打撲などを得意としている治療法。昔から伝わる活法(かっぽう)という柔術を取り入れています。WHOにも認定された施術方法です。

病院とどこが違うの?

病院との違いはまず、医師と呼ばれる人がいないことです。病院で治療を行うのは医師免許を持った医師が行います。一方、鍼灸院と整骨院はで治療を行うのは医師ではありません。鍼灸治療を行うには針師、灸師などの鍼灸師の資格を持っている必要があります。鍼灸師は鍼灸専門学校や鍼灸大学、鍼灸短期大学などでさまざまな教育を受け卒業試験にパスし、さらに国家試験に合格して初めて鍼灸師の資格を持つことができます。

また整骨院で治療を行うことができるのは、柔道整復師の資格を持っていることが条件となります。整骨院では柔道整復術を使って治療しますので、この資格は必須。柔道整復師は、3年間の専門学校や4年制大学を卒業後、国家試験を受け合格することによって得ることができる資格です。また、病院が注射、投薬、手術などで症状を解消しようとするのに対し、鍼灸院は針と灸を使い、整骨院が柔道整復術を使って人間の自然治癒力を高めることに重点を置いた施術方法です。

病院での治療のように劇的な変化や即効性は緩やかになると思いますが、ひとりひとりにぴったり合ったベストな状態になるよう、体のバランスを整えることができます。副作用もないため、安心して治療が受けられるのも特徴です。また治療費の面でも少し違いが。病院の治療費は約3000円程度で、保険適用あり。整骨院の治療費と鍼灸院の治療費は少し違います。それは、保険が適用できる場合と、できない場合があるからです。眼精疲労で整骨院や鍼灸院での施術を受ける場合、保険が適用されない場合が多いと考えていた方が良いでしょう。そのため、3000円から7000円程度かかる場合があります。

鍼灸院・整骨院の眼精疲労の治療方法とは

鍼灸院と整骨院の眼精疲労への治療方法とはどのようなものなのでしょうか。まず鍼灸院は針と灸を使った施術ですが、眼精疲労だからと言って、目のまわりに針を刺したり灸をおいたりすることはほぼありません。鍼灸は東洋医学が基礎となっている治療法。西洋医学のようにピンポイントで悪い部分を治したり、症状を軽減させていこうというものではなく、気の流れを良くすることで、私達人間が本来持っている治癒力をアップさせようというものです。

眼精疲労の症状が現れた場合も、体全体の筋肉をほぐし、体中の気を充実させることで筋肉を元気にするように治療します。また、体のバランスを整える自律神経が活発に働くように調整。そして体の微妙なズレやねじれを矯正し元に戻していくことで、眼精疲労の症状を改善させていくことが、鍼灸治療の基本です。