見逃すと危険!眼精疲労に関連する危ない眼病

ただの疲れ目だと思っていたらそこに危険な病気が隠されているとしたらどうしますか?気付かないうちにその症状が進行し、失明の恐れがあるとしたら、それはとても怖いことです。小さな変化を見逃さないようにしましょう。どのような変化が現れるのか、そしてそれはどのような病気なのかチェックしてみましょう。

バセドウ病

眼精疲労にとても関わりの深い病気のひとつにバセドウ病が挙げられます。歌手の絢香さんがこの病気患っていることを告白してから、若い世代にもバセドウ病という名前が知られるようになりました。バセドウ病は甲状腺の病気です。甲状腺とはちょうど喉仏の下のあたりにある甲状腺ホルモンを分泌している場所。

この病気は、その甲状腺ホルモンが過剰に分泌されてしまう病気で、イライラしたり、汗を大量にかいたり、指が震えたり、ドキドキ動悸がしたりする症状や、体重の減少や不眠、下痢をしやすくなるなど体にも異常が現れはじめます。眼精疲労との関連を疑われるのは、バセドウ病の特徴のひとつとなる目の突出が挙げられるからです。まぶたの腫れ、むくみが現れることもあります。これを原発性症状といい、この原発性症状が起こることによって、また目の奥が痛くなったり結膜炎のような炎症がおきたり、ドライアイの症状、かすみ目や視力低下などが起ります。

これを続発性症状といいます。このようにバセドウ病と眼精疲労の症状は関連し合いながら進行していくのです。このような症状に心当たりがある場合はすぐに病院を受診する必要があります。バセドウ病の検査が内科で行うため、内科を受診すると良いでしょう。まずは採血し、甲状腺ホルモンの数値をチェック。

その後エコーで甲状腺の大きさを確認します。場合によっては細胞を採取し、検査する場合もあります。検査が終わったら、治療の方針を医師と話しあって決めることになりますが、代表的な治療方法は薬物治療・放射線治療・外科的治療の3つです。日本ではバセドウ病の治療はほとんど薬物治療が選択されています。私の友人もこのバセドウ病を患っていましたが、きちんと治療すればその症状もすっかりおさまり元気にスポーツを楽しんでいます。気になる症状が現れた時はすぐに受診することをおすすめします。

緑内障

眼精疲労の症状と関連して、失明の恐れのある危険がある眼病と言えば緑内障です。緑内障は日本人の失明原因1位と言われる眼病のひとつですから、注意が必要です。40歳以上では約5%、20人に1人が緑内障と診断されている大変多い病気です。緑内障は脳へとつながる視神経にトラブルが起こることによって、見える範囲や見え方に異常が現れ始めます。緑内障はいくつかの種類に分けられます。

・原発開放隅角緑内障
・正常眼圧緑内障
・原発閉塞隅角緑内障
・発達緑内障
・続発緑内障

緑内障の特徴として、目の眼圧、いわゆる目の柔らかさが変化することが挙げられるのですが、日本人の緑内障で一番多いものが正常眼圧緑内障。この正常眼圧緑内障とは、眼圧が正常範囲にも関わらず緑内障を発症するというもの。日本人の約70%はこのタイプだと言われています。緑内障の症状は、見え方の以上から始まります。視野が欠けてきて見えない部分が現れるようになります。初期はその範囲が狭いため気付かない人も多く、多くの範囲が見えなくなるような後期になってやっと気付く人も多いと言います。特に慢性緑内障と言われるものはかなり進行しないと自覚症状がないため、気付いた時はすでにかなり進行している危険な状態です。緑内障の治療は、まず眼底検査・視野検査・眼圧検査を行い、その後点眼薬での治療やレーザーなどの外科的治療を行います。

網膜剥離

網膜剥離とは、眼球を包んでいるものを見るための膜が、なんらかの理由ではがれてしまう病気です。膜がはがれるというのに痛みがないため、緑内障同様に気付かないうちに進行してしまう場合があります。かなり症状が進行すると、失明の危険性のある眼病でもありますので注意が必要です。網膜剥離になる原因として、外的なショックと加齢や糖尿病などの病気によるものがあります。網膜剥離の症状としては、このような症状が挙げられます。

・黒い点が飛んでいるように見える飛蚊症
・目の中がピカピカ光るように見える光視症
・視野が欠ける視野欠損
・視力の低下など

このような症状が現れたら網膜剥離の疑いがありますので、すぐに眼科を受診する必要があります。病院では眼底検査や視野検査の後治療を行います。網膜剥離の治療は外科的手術が必要です。症状によってその手術内容は変わります。そのため手術後すぐに帰宅できる場合と1〜2週間の入院が必要な場合があります。